フェルガード 再々


拙サイトに検索をして訪れてくださる方もおられてありがたいと思う。
「フェルガード」という検索語で訪れて来られる方が毎月複数おられて、情報はどんなに些細なものでも喉から手が出るほど欲しいと思った自分が重なる。

飲み始めてから1年3ヶ月が経過した。気持ちの穏やかさは持続していると思うし、生活はそれなりに自立し安定している。持続していると「思う」という曖昧な書き方になったのは二つ理由がある。
一つは、二人暮しの母がここ数ヶ月まいってしまい、父にかなりシニカルな調子であらゆる局面での「ご指導」を欠かさず続けるようになり、その結果「お母さんはどこ」事件が頻発していたからだ。おそらく、母は面相もきつく父に迫るのだろう、父はその母に向かって「うちのお母さんはどこに行った」というのだ。あるいは、夕食もそこそこに早いうちから寝てしまうなど。
もう一つは今月の帰省で、半日ほど私を無視して無表情の殻に閉じこもってしまったこと。どんなに朗らかに話しかけても目をあわせようともしないし、こんなことは初めてなので、本当に驚いた。

そういうときをのぞけば、乏しい話題の中でも楽しそうに過ごしているし、気候がよくなってまた歩きも始めた。
地域の敬老会に、行きたくないというのを無理やり参加してもらったら、それは楽しかったようで、迎えに行ったときは隣の席のおじいさんと談笑していた。
これがデイサービスへのいい契機にでもなってくれるとありがたいと思うのだが。

フェルガードは、母のストレスで忘れることもあり、多分2日に3包か2包くらいしか飲んでいないかもしれない。

感情の面ではそのように穏やかで、朗らかさは変わらないし、毎日の電話でいつも思いやりを示してくれるけれども、認知面はかなり低下している。
長谷川式ではたぶん点数はないだろう。
同じ話題を延々繰り返すとか、勘違いのオンパレード(そこにいない人がさっきまでいたとか、子どもたちがあるときはまだ学生だったり、その辺に住んでいたりとか、自分がまだ生徒だったり、勤め人だったり、「今・ここ」がずれていたり等々)。新しいことの理解も困難になりつつある。3段階のロジックは多分理解できない。自分でも物忘れや思考力の低下はとても悩んでいるようで、「頭が悪くなった」「ぼけた」としばしば言うし、人に会う自信がなくなりつつあるようだ。トイレの失敗はないが、時々「トイレはどこだったかな」と家の中で迷子になりかける。

残酷な病だ。

わたしが「あれ?」と気づいてから5年、その前にいろいろあったのだろうと推察されるが、母の血圧が急上昇してから5年半。
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by e3ei | 2009-10-31 00:14 | 親 Eltern | Trackback | Comments(0)
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