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一周忌

ちょうどお盆にかかり、和尚さんが遠くの法要に出かける日になると言われるので、一週間早めて初盆と合わせてお経をあげていただく。
そういえば、亡くなった日も、早朝にお電話すると、これから遠方の法要に出かけると言われ、枕経をあげてもらったのはその帰途の遅くなってからのことだった。お盆の忙しい最中に葬儀のお経をあげてもらったのだった。

結局おじさんおばさん方にも声をおかけしたので、子どもたちとそのつれあい、それにお年寄りがうちに集うことになった。父が晩年にいとこ会どもしたかねえ、などと言っていたのが図らずも実現することになる。家中の椅子を寄せ集めて、座れる人は座布団に座る。椅子を抱えながら、ああ、これだったらお寺さんの方が楽だったかなあ、と妹と話す。

2時から一周忌と初盆のお経をたっぷり1時間あげていただき、5時から六香庵で会食をする。



1年間は短かったようでもあり、でも、あれらの日々はとてつもなく遠くに行ってしまったような気がする。
生々しい哀しみを、わたしはあまり吐き出さなかったかもしれない。距離的に離れているせいだろうか。それでも、いまでも、何かの折に鼻の奥にこみ上げるものがある。

母も、うまく気ままなひとり暮らしを始めることができたようで、これからの時間は、きっと母の骨休めになるのだろう。
by e3ei | 2012-08-07 16:55 | 父 没後の手続き Prozeduren | Trackback | Comments(0)

Bluetenの、野菜をたくさん食べる晩ごはんを中心に、[こんなふうです]という備忘録。


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